赤ら顔の原因と改善法

赤ら顔は、名の通り、顔が赤くなっている状態を指します。 例えばお風呂に浸かってほてった時やお酒を飲んだ時など、こうした赤みは体の生理的な反応として出現しているため、時間経過とともに引いていきます。 

赤ら顔の原因 
①毛細血管拡張症 
皮膚は表面側から表皮、真皮、皮下組織の三層構造をしています。その中の真皮を流れる毛細血管が拡張し戻らなくなった状態を「毛細血管拡張症」と呼びます。 毛細血管が拡張したままになるため、血管を通る血液の量が増加し血管が目立って見え、それが原因で皮膚が赤く見えます。 


②ニキビや乾燥、皮膚炎などによる炎症 
ニキビが悪化して炎症を起こした場合、皮膚が赤くなってしまう上、赤くなった皮膚に繰り返しニキビができることで皮膚の赤みが慢性化して赤ら顔になってしまうのです。 また肌が乾燥すると真皮が薄くなって肌が弱くなり、肌トラブルをきっかけに赤ら顔を発症させてしまう場合も。 

③クレンジングや洗顔による刺激 
クレンジングや洗顔をするときに顔を強く擦ってしまい赤ら顔になる場合もあります。 また、「洗浄力の高いクレンジング剤を使用する」「スクラブやピーリングをしすぎる」なども赤ら顔の原因になってしまいます。   

④ホットフラッシュ 
更年期に見られる症状である顔のほてり、「ホットフラッシュ」が原因で赤ら顔になってしまう。 この場合は顔だけではなく全身にほてり感、発汗が見られるため、他の赤ら顔の原因と区別がつきやすいのが特徴です。 

赤ら顔の改善法 
①生活習慣の改善  
たとえば、睡眠不足が続くと成長ホルモンの分泌が減り、肌の代謝が悪くなります。その結果肌に古い角質が残ったり、乾燥しやすくなったりして赤ら顔が悪化してしまう。 睡眠はなるべく7時間は確保するようにし、最低でも午前1時までには眠りに就けるようにしましょう。
②丁寧なスキンケアを心がける 
肌を清潔にしようとするあまり、洗顔などを過剰に行ってしまいますと必要な皮脂まで落ちてしまい、赤ら顔が悪化してしまう可能性があります。 洗顔は朝と夜の2回にとどめ、きめ細かい泡で優しく洗うようにしましょう。洗顔後は肌を十分に保湿する化粧水、乳液を使用し、スキンケアの際も擦らず、優しくハンドプレスするように肌に浸透させましょう。 

美容鍼で肌のトラブルを改善できるのはなぜ? 
美容鍼は、真皮・皮下組織の活性化することができます。 肌の奥でクッションのように肌の弾力を保つ【真皮・皮下組織】を刺激する事で、コラーゲン(肌を支える網目状の物質)やエラスチン(弾力性の高い物質でコラーゲンのサポート役)、ヒアルロン酸(ゼリー状の弾力性物質)を活性化させ、その結果肌細胞組織が生まれ変わり、弾力やハリが肌表面に生まれます。