肌のバリア機能とは?|肌のバリア機能が低下するとのトラブル|肌質改善ポイント

肌のバリア機能とは 
・角質層が外部の刺激・異物の侵入・空気の乾燥から肌を守る機能
・角質層が肌の中にある水分が蒸発しないように潤いを保持する機能
のことを言います。 

私たちの顔や体表面を覆っているヒフには、外界からの異物の侵入や攻撃を防ぐというのはバリア機能です。
この大切な役割を担っているのは、一番外側で外界と接している角層です。肌は、角層細胞内の「天然保湿因子(NMF)」が保持する水分と、角層細胞間を埋める「細胞間脂質」による隙間のない構造と、角層表面の「皮脂膜」によって守られています。 

肌のバリア機能低下する原因 
紫外線や乾燥した外気、かゆみで肌を掻くことで破壊されてしまいます。バリア機能の低下は、肌質にもよりますが、環境変化・ホルモン変化・加齢などによって肌の角質層の働きが鈍ることも原因になります。 
肌の角質層の働きが鈍ると、肌のターンオーバーが乱れ、角質層同士に隙間ができてしまい、この隙間に異物が侵入することでダメージが肌の深部へ届きやすくなってしまいます。 

バリア機能が低下すると起こる肌トラブル 
外界から異物やウイルス・細菌などが侵入しやすくなり、湿疹や蕁麻疹などを発症したり、外部からの刺激に弱くなるため、少しの刺激や摩擦を受けただけで、赤みやかゆみを生じたり、肌がヒリヒリしたりするといった肌トラブルが慢性化してしまいます。

肌のバリア機能を維持するスキンケアのポイント 
・洗いすぎ注意 

肌を清潔に保つことが重要ですが、ゴシゴシ洗ったり、日に何度も洗浄したりすると、かえってバリア機能が損なわれます。汚れをしっかりと落としつつ、余計な刺激が加わらないことを意識して、泡でなでるように優しく洗い、肌に残らないようにすすぎます。 

・洗顔、入浴後はすぐに保湿 
皮脂膜の機能と角層の水分量を維持するため、保湿は大事です。洗顔や入浴後、肌の水分量はどんどん減少していくので、できるだけ早く保湿することをおすすめです。

・紫外線対策  
紫外線は日焼けを起こすだけでなく、肌のバリア機能を低下や乾燥させます。季節を問わず、しっかり紫外線対策を行いましょう。